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地下鉄比較

東京  274駅 13路線
大阪  126駅  8路線
名古屋  96駅  6路線
札幌   49駅  3路線
福岡   37駅  3路線
横浜   32駅  1路線
京都   30駅  2路線
神戸   27駅  2路線
仙台   17駅 1路線
さいたま 8駅  1路線

各社駅数路線ともホームページの路線図から調査
駅数は駅番号の合計数の為乗り換え駅は重複しているため実際の数値とは異なる

政令都市比較コーナー今回は公営地下鉄の各都市比較をしてみた。東京は東京メトロと都営地下鉄の2事業形態で駅数路線数路線距離とも圧倒的に他都市を引き離している。都市格、規模、人口からでも当然の結果であろう。それでもまだこれでは交通需要をまかない切れていないないので新線建設が続けられている。あとは大阪、名古屋と順当なところであろう。この集計では現れないが横浜、さいたまの地下鉄の路線からもこの2都市は人口の割りに都市圏機能を東京に依存している東京の衛星都市としての位置づけがよくわかる。都市機能と人口が必ずしも一致していないのがわかる。東京、大阪では現在も新路線の工事が進んでいるのでさらにされるのだか、

いっぽう政令都市でも川崎市は2001/05に鉄道事業許可を取得しながら2005/9事業廃止届出を出し、また同11月に事業廃止繰上届出再提出し計画を繰り延べ、変更再起を計画中。千葉、静岡、広島、北九州では現在までは計画はされていないようだ。今後人口減少、経済低迷、郊外衰退の時代を迎え各都市とも大きな財政赤字を抱えながら新たな交通政策を模索を強いられるのは間違いないであろう。


さてわが京都市であるが東西線の二条~天神川間の工事は進められ、平成19年(2007年)度中の完成を目指している。さらには洛西、長岡市方面の事業計画もあり、私個人的に一地域住民としては早急の完成がのぞまれるところだ。鉄道や高速道路のような交通インフラは地域住民として受益があるかあるいは通過通路としての不利益があるかによって賛否は反転する。そして無関係地域民にとっては費用対効果でいくと無駄な資金捻出と環境、エネルギー問題など全体論からいくと反対意見が普通である。地域住民としては東西線延伸と第二外環状道路には期待するのだが、ほんとにそれだけの費用と犠牲を払っても造る価値があるのかは疑問である。おそらく上記に記載した地下鉄の路線と駅にはあまり採算と効率からいえばその価値がないような部分もあるように思える。それとも規模と数値の拡大を善とする経済発展をすることが良いのか。多分現在はその岐路にたった時代なのかもしれない。京都は東京に首都の座を渡してからその後経済的発展や活力は衰退するいっぽうで数字の上ではもはや政令都市でもかなり下のクラスになってきたのは事実である。もちろん京都の魅力はこのような数値では表せない。だからこそあえて数値比較をして京都の置かれた現実を観察していきたい。これからも数値で各政令都市の比較検証をしていきたいと思う。(写真は東京急行電鉄)

西山遊野


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by kac-web | 2006-02-19 17:21