第二回景観と看板ウォッチング(出雲路2)

本来の路地裏探検は目的地はない。スタート地点を一歩出るとそこが常に目的地、あてどもなく歩くから面白いのである。大抵の旅には目的地がありそこへ行くのはあくまでも手段になってしまうのが最近の旅行である。行程はあまり重要視しない。だが本来は旅というのはその行程こそ楽しいのであって目的地は定めるべき到着点に過ぎないのだ。ただそうなると今回のような団体行動ではちょっと問題があるので便宜上スタート地点と到着地点が設けられているだけなのだ。種明かしをすればコース取りも時間があることなのでやむなく決めてある。ただしそれはあくまでも仮に決めてあるだけでメンバーの移動速度や行動パターンによって変化するのは歓迎するところ。今回もこのあたりは省略か、さっさと移動するつもりだったのだが、路地裏探検的に濃厚な地域であったこと、社寺が多くフリーな行動がとり易いことも予想以上に時間をかけてしまう事になる。また収穫もおおかった。
西山遊野



オリエンタルなパンフレット。上御霊神社
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社寺仏閣境内では駐車場の案内にはPマークはあまり使われない。駐車、下乗、などの
文字がそれっぽい感じでかっこいい。
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先の細道
車に乗っていてこういう先細りの道に出くわしたらどうする?
ええそうですね。小さい車ならいっちゃうかな~
わたしやめとく。
ほらこの道ちょっと変でしょう。縁石と道路全体の幅が違うところがあるでしょう
ああほんとだ。
あれなんでかわかる?
ええ解らない。全部道路にすればいいのにね。
あれはねあの縁石の部分までが公道で市町村の道路部分で残り部分が
私道負担でその部分の土地所有者が道路部分としてさしだしている土地なんです。
へええなんでそんなこと?今の建築基準法によって道路幅4メートル以下の道路に面して
建物を建てる敷地として利用できないということになっているんです。
建てたい場合は4メールとになる部分を道路として提供をして敷地境界をせっていすれば
可能になるわけなんです。それが私道負担なんですよ。
なるほど!でもそんなことなんでわかりますあそこが私道だということ。
あはは路地裏探検していたらそんなことはすぐわかるもんですよん~
だからここは4メートルあるから十分走れますが向うから車が来たら
離合はちょっとシンドイですね。
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この看板の面白いところは?
路地裏探検的面白さはずばりここです。
「この図は位置を示すもので大小、形状は同じではありません」
この文章の面白さ判ります?
この図をみればだれが見ても何処にどなたのお家があるかという位置を
しめず地図であるのが判りますが、
その大小、形状は同じではありませんとわざわざ記入してある点なのです。
たどえば実際はすべて同じ面積の敷地が並んでいるとしてたまたま
図面を引く時の位置関係においてどうしても図面上の敷地が小さく書かれていると
それに対して「家はお隣と同じ大きなの敷地なのにこんな風に小さく書かれたら
こまります。すぐに書き直してください」などと文句がでるわけです。
設置者もしくは製作者はそういうことを恐れているかすでに経験済みなのです。
それであえてこういう一文が添えられたというわけなんですね。
けっこうそこには近隣の人間関係や人の気持ちの襞のようなものまで発見できるわけですね。
町には面白看板が溢れています。ご近所にもきっとありますよ。
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by kac-web | 2008-03-30 22:28 | KAC京都路地裏探検隊
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