2009年 04月 01日
モリ・ナヲ展 祇をん小西
常日頃立体、彫刻や陶器の展覧会が多い祇をん小西の町屋空間に見事な小宇宙が出現した。
「もともと日本家屋は襖絵や屏風など大きな絵を受け入れる素地があるのでしょう
大きな絵がはたしてどのぐらいに収まるかちょっと心配だったんですよ」と
話されるモリ・ナヲさん。150号ほどの大型作品が並ぶ和室もけして狭い感じは受けない
それは墨で描かれたモノクロームの抽象図形が禅空間のような引き締まった空気感を生みだしている
せいであろう、しかしけして堅苦しいものではなくむしろ暖かで安らぎ感すらある。
また賛助出品の武田浪さんの陶器ともうまく響き合っていた。
(西山遊野)
by kac-web
| 2009-04-01 22:16
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